ウィーン賛歌 日々聴きまくる演奏の中から、心に残った演奏と、大好きなウィーン音楽を img_01.jpg

2014年07月25日

最悪なニューイヤーコンサート

毎年ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを楽しみにしています。
前にニューイヤーコンサートの中で私が良いと思うランキングの記事を書きました。
その中で好きなランキングは次のとおりです。

1.1989 カルロス・クライバー
2.1992 カルロス・クライバー
3.2006 マリス・ヤンソンス
4.1996 ロリン・マゼール
5.1991 クラウディオ・アバド & 2013 フランツ・ヴェルザー=メスト
  
逆に好きになれないニューイヤーコンサートもあります。
小澤征爾のコンサートも好きかといわれれば、ワルツの演奏への違和感に限れば好きでないし、プレートルの2回目のコンサートの中のこうもり序曲はテンポが速すぎて目が回りそうだったし、ムーティーも特に美しき青きドナウの演奏は、どのコンサートにおいても流れが速すぎて感性が合わないなと思ったり、まあ、いろいろ感想はあるのですが、最悪に思ったコンサートはどれかと言われれば、今年のバレンボイムのコンサートに尽きると思います。
今年はバレンボイムが指揮だからいまいちと思っていたら案の定いまいちで、例年なら、録画を何度も観るのですが、未だ録画したコンサートを早送りしないで見る気持ちになれないほど、好きになれないコンサートでした。
もちろんバレンボイムは指揮者としてだけではなくピアニストとしても超一流で、世界の名だたるどのオーケストラと弾き振りできる唯一の人物で、最高の音楽家の一人です。
ベートーベンやブラームスやワーグナーとかヴェルディにおいては決して嫌いな指揮者ではありませんが、どうもウィンナワルツだけはまったくいただけません。
専門家ではないからあたっているかどうかは不明ですが、多分あのマリオネットみたいな硬い指揮の動きが、ウィーンのワルツにそぐわないのではないかと勝手に思っています。
もっといえば、エスプリに富んだ、女好きで面白い人物ではないんじゃないかと思ってしまいます。
指揮振りといえば、少し似ている次期ベルリンフィルの音楽監督になるのではないかと言われている、超人気指揮者ティーレマンも、ニューイヤーコンサートをやったらいまいちではないかと思っていましたが、ティーレマンが現在音楽監督をしているドレスデン歌劇場の2012年、2013年のジルベスターコンサートでのオペレッタを振ったコンサートを録画しているのですが、これが実に柔らかく甘味ですばらしく、あのマンリオネットみたいな指揮の動きではなくやっていたから、以外にウイーンのワルツもうまく振るかも知れません。
もともと歌劇場の練習時のピアニストからたたき上げた人物だから、意外に歌劇やオペレッタもできるのだと再認識したコンサートです。 
話をバレンボイムに戻します。
今年のバレンボイムのニューイヤーコンサートは稀有なコンサートで、あれだけ、あのすごいウィーンフィルをコントロール仕切って、ウィーンフィルの良さを消した演奏をやったのは、逆にバレンボイムの、オーケストラをコントロールする才能のすごさを、嫌味ですが、感じました。
とにかく五感に響かない演奏で、私のテレビの音響の調子が悪いのかと思えるぐらい、音が来ないし、硬いし、あの芳醇なウィーンフィルはどこに行ってしまったのかと思えるぐらい、私にとっては残念な演奏でした。
録画してある昨年のメストを聞けば、ちゃんとウィーンフィルのワルツの音が聞こえたから、私のテレビの音響のせいではなかったようで、正直に言って歴代最悪のニューイヤーコンサートだったように感じました。
バレンボイムは前回のニューイヤーもひどかったけど、今回は特にひどかった。
あんまり好きじゃないムーティーのウィンナワルツと比較しても、まったく違い、ムーティーの演奏のほうがテンポはともかく、音はウィーンフィルの音で、バレンボイムが決して嫌いではないけれど、最も好きになれないニューイヤーコンサートはと聞かれれば、今年のニューイヤーコンサートと答えるしかないほど、ひどかったと私は感じました。
posted by bhycom2 at 01:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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